2018年9月19日水曜日

しかし、いもち病(主に稲に感染する糸状菌が引き起こす病気)に弱く、また倒伏しやすいという欠陥があったため、昭和16年頃を頂点に、作付面積は下降線をたどっていった。
戦争が激化し、食糧難の時代を迎え、早生・多収を見込めるお米の品種改良(育種)は、国の急務となっていた。新潟県農事試験場では「農林1号を何とか改良したい」と考え、当時としてはいもち病にもっとも強かった農林22号に着目し、これを片親に選び、終戦前の昭和19年に人工交配を行なったのだ。

交配を行なったからといって、すぐに品種が生まれるわけではない。
「品種の育成は交配からスタートし、最初はばらつくものを、選抜を繰り返すことで1つの品種にしていきます」
こう語るのは、福井県農業試験場のポストコシヒカリ開発部の清水豊弘部長。しかも、ほかのものと混ざらないように、一株一株を手で植えて、生育特性を観察。そして手で刈り取るという気の遠くなる作業を行い、選抜していくという。そして、品種が開発されるには、10年以上の年月を擁するという。





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